航空整備士はきつい?やめとけと言われる理由と、それでも続けている理由を現役が本音で解説
「航空整備士はきつい」「やめとけ」。ネットで見かけて、不安になった方もいると思います。
結論から言うと、航空整備士はきつい面のある仕事です。私がいちばんきつかったのは、資格の勉強でした。
現役の一等航空整備士の私が、実際にきつかったこと、辞めたいと思ったこと、それでも続けている理由を本音でお話しします。
結論:航空整備士はきつい。いちばんきついのは資格の勉強です
「航空整備士はきつい仕事ですか」と聞かれたら、私は「きつい面はあります」と答えます。中でもいちばんきつかったのは、資格の勉強をしていた時期です。

航空整備士でいちばんきついのは資格の勉強
航空整備士は、一等航空整備士などの国家資格を取って働く仕事です。資格を取るための費用は、会社が負担してくれます。ただし、勉強は勤務時間外の自分の時間でおこないます。
仕事をしながら勉強を続ける生活が、私にはいちばんきつかったです。資格の勉強を続けられるかどうかが、整備士を続けられるかの分かれ目になります。
試験の中身は一等航空整備士の難易度の記事に、英語の勉強は航空整備士に英語は必要?の記事にまとめています。
やってみて分かった「怖い」作業が2つあります
きつさとは少しちがいますが、整備士になってから「怖い」と感じた作業が2つあります。
燃料タンクの中に入る作業

私は狭い場所が苦手なので、燃料タンクの中の作業は怖かったです。
燃料タンクの中でどんな作業をするのかは、飛行機の燃料タンクに人が入る!?で紹介しています。
真っ暗な機内での1人の最終点検
機体の電源が切れた状態で、機内の最終点検をすることがあります。電源がないので、機内は真っ暗です。真っ暗な機内に1人でいるのは、怖かったです。
よく言われる「きつい理由」の実際
夜勤・シフト勤務
慣れないうちは、夜勤は眠いです。慣れると大丈夫になります。早番と夜勤の1日は、航空整備士の1日の流れで紹介しています。
若手のうちの給料
入社直後の年収は、一般的な会社員とあまり変わりません。年収が上がるのは、資格を取ったときです。くわしくは航空整備士の年収の記事に書きました。
夏の暑さ
夏の駐機場での作業については、飛行機整備士の夏の暑さ対策の記事にまとめています。
責任の重さ:初めてサインをした日は手が震えました
整備士は、自分が担当した作業の書類にサインをします。昔は、手書きの書類が中心でした。

初めて自分の名前を書くとき、手が震えました。
ほかの整備士も、初めてのサインでは手が震えるそうです。「自分の責任で、目の前の飛行機が飛ぶ」。責任の重さを強く感じた日でした。
辞めたいと思ったことはあります
辞めたいと思ったことは、もちろんあります。とくにコロナのときは、ほかの業界への転職が頭をよぎりました。
それでも続けられたのは、飛行機が好きだったからです。続けてきてよかったと思っています。
それでも続けている理由は、飛行機が無事に飛ぶうれしさ
仕事をしていてよかったと思うのは、飛行機が無事に飛んだときです。
航空整備士に向いているのは「素直な人」
後輩や同僚を見てきて、航空整備士に向いていると感じるのは、素直な人です。
「やめとけ」と言われて迷っている人へ

「きつい」と言われて、なる前にやめるより、実際になってみて、自分がどう感じるかを試してから考えたほうがいいと思います。
よくある質問
Q. 航空整備士が「やめとけ」と言われるのはなぜ?
A. 夜勤、資格の勉強、責任の重さなど、きつい面があるためです。私がいちばんきつかったのは、資格の勉強でした。
Q. 航空整備士に向いているのはどんな人?
A. 私が向いていると感じるのは、素直な人です。
Q. 辞めたいと思ったことはある?
A. あります。それでも、飛行機が好きだったので続けられました。
まとめ:航空整備士はきつい。それでも続けてよかった仕事です
- 航空整備士でいちばんきつかったのは、資格の勉強
- 燃料タンクの中と、真っ暗な機内での1人の点検は怖かった
- 夜勤は、慣れないうちは眠い。慣れると大丈夫
- 初めてサインをした日は、手が震えた
- 辞めたいと思ったこともあるが、飛行機が好きだから続けられた
- 向いているのは素直な人
航空整備士になるまでの道のりは、下の記事で紹介しています。

航空整備士の資格制度は、国土交通省 航空局の公式サイトでも確認できます。
